股関節前方痛(鼠径部や大腿の付け根の痛み)は、
変形性関節症、股関節唇(骨頭を覆う軟骨)損傷や股関節インピンジメント(骨同士の衝突)などが
原因とされます。
スポーツ活動や長時間の座位、過度な負荷が加わることでこの痛みが増すことがあります。
特に若年層では股関節インピンジメントによる機械的刺激が原因となることが多く、
中高年では股関節の軟骨の摩耗による変形性変化が関与する場合が多いです。
診断には問診、X線検査、診察に加え、MRIが有用です。
治療は原因に応じて、保存療法(リハビリ、内服薬)や手術療法が行われます。
重症化させないよう早期診断、早期からの適切な治療が重要です。