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母指CM関節症(親指の付け根の痛み)について

母指CM関節症とは、親指の付け根にあるCM関節(手根中手関節)の軟骨がすり減り、炎症や変形が起こる状態です。物をつまむ、ビンのふたを開ける、タオルを絞るなどの日常動作で痛みが生じやすいです。初期は使い過ぎによる痛みが中心ですが、進行すると関節の腫れや、親指の変形や、力が入りにくいなどの症状が出ます。

対処法として大切なのは、まず関節に負担をかけ過ぎないことです。痛みが強い時期は無理な動作を避け、必要に応じて装具やサポーターで関節を安定させます。また、親指や手首周囲の筋肉を適切に使えるようにする運動や、工夫をして痛みが出ない動かし方をするのも有効です。症状や生活に合わせたリハビリを行うことで、痛みの軽減や進行の予防が期待できます。気になる症状があれば早めにご相談ください。

肩甲骨周囲の痛み

肩甲骨周囲の痛みは、筋肉の緊張が原因であることが多いです。長時間デスクワークやスマートフォン操作をしていて、肩甲骨を動かす機会が減ると、筋肉が硬くなり血流が低下して、重だるさや動かした際に痛みが生じます。

対処法として、日常生活での姿勢を見直すことが大切です。肩や首に力が入りすぎない姿勢を意識し、同じ姿勢が続かないようこまめに体を動かしましょう。痛みが強い場合は無理をせず、安静や温めることで症状が和らぐこともあります。また、両肩をすくめてから力を抜く運動、両腕を前から上へ大きく回し肩甲骨を動かす運動などを行うことも効果的です。いずれも痛みの出ない範囲で行い、呼吸を止めないようにして行って下さい。

リハビリでは、これらの運動に加えて個々の状態に合わせた調整を行います。無理のない運動を継続することで、痛みの改善や再発予防が期待できます。

それから、痛みの原因として頸椎で神経が刺激をされて、その関連痛が肩甲骨周囲に生じていることもあるため、症状が続く場合は早めにご相談ください。

手指骨折

 手指骨折とは、指を構成する骨に骨折が生じた状態です。

 ドアに指を挟む、転倒時に手をつく、ボールが強く当たるなど、日常生活からスポーツ中まで幅広い場面で

発生します。主な症状は、患部の腫れ・疼痛・圧痛、内出血、指を動かしにくい、変形などです。

 治療は骨折部位やずれの程度によって異なります。ずれが僅かな場合は、そのまま添え木(シーネ)による

固定を行います。ずれが大きい場合は徒手的(手による)整復(位置を戻す処置)を行ってから添え木(シー

ネ)による固定をします。整復が困難な場合は手術をすることもあります。適切な治療を行わないと、指の変

形や可動域制限が残ることがあるため、早期受診及びリハビリ(必要に応じて)が重要です。一般的な治癒期

間は3~6週間程度ですが、手術例では6~10週程度かかります。

肋骨骨折について

 肋骨骨折は、胸部を構成する肋骨に骨折(ひびも含めて)が生じた状態をいいます。

転倒や打撲、スポーツなどによる強い衝撃のほか、激しい咳でも起こることがあります。

 主な症状は、息を吸った時の痛み、体を動かした時の痛み、胸に圧迫がかかった時の痛みなどです。

 治療ではバストバンドという固定帯を胸部に巻き、骨折部を安定化させます。痛みに対しては、痛み止めを内

服したり、湿布剤を貼ったりします。

 それから、痛みで呼吸が浅くなると肺の奥深くの空気が入れ替わらず、細菌やウィルスが停滞して肺炎のリ

スクが高まるため、無理のない範囲でゆっくり深呼吸を行うことが大切です。

 通常は3~6週間で治癒しますが、高齢者や骨粗鬆症のある方では6~10週間ほどかかることもあります。

圧迫骨折

圧迫骨折は、背骨が押しつぶされるようにして生じる骨折です。主な原因は骨粗しょう症により、骨がもろくなっていることにあります。転倒や重い物を持つことで生じることが多いですが、前かがみ動作やくしゃみなどのわずかな衝撃で起こることもあります。若年者でも交通事故や高所からの転落など強い外力が加わった場合には生じることがあります。主な症状は、背中や腰における急な痛みや動作時の痛みです。その他に、背中の曲がり、身長の低下などがあります。治療では骨折部が骨癒合するまでコルセットにより、背骨を固定します。椎体形成術と言って、骨折部に骨セメントを注入するような手術が行われることもあります。再発を予防するためには、骨粗しょう症の治療をしっかり続けるようにして下さい。その他には、適度な運動、適度な日光浴も重要です。

手足のしびれ

手足のしびれの原因は、神経や血流の異常などさまざまです。手関節部で神経が圧迫されて手のしびれが生じる手根管症候群、肘部で神経が圧迫されて手のしびれが生じる肘部管症候群、全身の末梢神経が障害される糖尿病、頚椎や腰椎における神経の圧迫、脳卒中などの脳の病気、血行不良、ストレス、筋肉の緊張などが原因としてあげられます。片側だけの手足が急にしびれて動かしにくい、言葉が出にくいといった症状の場合は、脳卒中の可能性があります。早急に救急車で脳神経外科を受診して下さい。慢性的にしびれが続く場合は、原因疾患を調べて治療するよう、早めに医療機関を受診しましょう。

首が原因の頭痛について

首の筋肉の緊張が強まることが原因で頭痛が起こることがあります。これは主に「筋緊張型頭痛」と呼ばれます。 首や肩の筋肉が過度に緊張して、後頭部にある筋肉も緊張し、同部にある神経が刺激されて頭痛が生じるものです。 首が原因の頭痛としては、他に首の椎間板ヘルニアや首の骨のトゲ(関節の摩耗などにより形成される)が神経を圧迫することにより生じるものがあります。 筋緊張型頭痛の対策としては、首の筋肉の緊張を取ることが重要です。 ストレッチやマッサージが有効です。また、首に負担のかかる姿勢をしないようにすること、長時間の同じ姿勢を避けることも予防に繋がります。整形外科での治療、理学療法も有効です。

季節の変わり目の体調不良について

夏から秋にかけて寒暖差が激しくなってまいりました。急な気温の低下は、体にさまざまな負担をかけます。 特に朝晩が冷え込むと、自律神経が乱れ、風邪や頭痛、肩こり、冷え性、倦怠感などの体調不良が起こりやすくなります。 対策としては、免疫力を維持するよう、栄養バランスのよい食事を摂ること、特にビタミンやミネラルを積極的に摂取することです。 さらに、適度な運動で血行を促進させること、身体を冷やさないようにすることも大切です。睡眠をしっかりと取り、生活リズムを整えることも重要です。これらにより、自律神経が安定し、寒さに強い体を作ることができます。

膝前十字靭帯(ACL)損傷

膝関節にある主要な靭帯の一つである前十字靭帯が部分的または完全に断裂する外傷です。スポーツ活動中の急な方向転換、ジャンプの着地、接触プレーなどで発生するケースが多く、特にサッカー選手やバスケットボール選手でよくみられます。損傷時にブツッという断裂音や激しい痛み、膝の不安定感が生じ、腫れを伴うのが一般的です。診断には前方引き出しテストなどの徒手検査やMRIが用いられます。治療は損傷の程度や患者さんの活動レベルに応じて、リハビリや装具による保存治療または手術(靭帯再建術)が選択されます。 膝に不安定性を感じるなど、気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。

ばね指

ばね指とは、典型例では指がカクンと弾けるように動く疾患です。痛みを伴う事も多々あります。 これは、指を曲げる屈筋腱が、指の付け根で、それを覆う腱鞘とよばれるトンネル部分で引っかかっている状態で、 医学的には腱鞘炎の一種です。 手の使い過ぎや加齢、ホルモンバランスの変化(特に更年期や妊娠中)、糖尿病などが原因で発症します。 初期は、朝の手のこわばりや手指の軽い痛みのみですが、やがて指がカクンと弾ける症状が出現し、 進行すると指の屈伸が困難になります。 治療は安静、軟膏などの消炎鎮痛剤の使用、ステロイド注射などの保存治療が中心ですが、 改善しない場合は腱鞘を切開する手術が行われます。 気になる症状がある方は 早めにご相談ください
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