股関節の症状
- 股関節の痛みがなかなかおさまらない、
慢性化している - 股関節の動きがスムーズではない、
引っかかる感じがある - 股関節がうまく曲がらない
- 左右の足の長さが違う
- 長時間歩くと股関節周辺が重く、だるい
- 股関節の痛みが気になってうまく歩けない
- 走ると股関節が痛くなる
- 座ると股関節が痛い
- お尻から下半身という広い範囲に痛みがある
- ボールを蹴る・キックといった動作で痛みが起こる
股関節の痛みを起こす主な疾患
変形性股関節症
股関節の軟骨がすり減ってしまって、スムーズな動きができなくなり、痛みを起こす疾患です。進行して股関節の骨が変形すると強い痛みが生じ、歩行などにも影響します。
主な症状
股関節がうまく動かない、股関節が曲がらない、長時間歩くと股関節周辺がだるくなる、歩くなどで股関節を動かすと痛む、あぐらなどの動作で痛みが出る、左右で足の長さが違う、立ち上がると股関節に痛みが生じるなど。
大腿骨頭壊死
股関節への血流が低下して酸素が不足し、大腿骨頭が壊死してしまう疾患です。大腿骨頭内部で壊死が起こっても、自然治癒することや進行しないこともありますが、進行してしまうと変形性股関節症の発症につながってしまう可能性があります。
主な症状
股関節痛、股関節の前方の痛み、臀部から下肢にかけての痛みなどがあります。
単純性股関節炎
子どもに多い疾患で、原因はよくわかっていませんが、1週間から10日間程度しっかり安静を保ち、歩かないようにすることで、ほとんどの場合は自然治癒します。
主な症状
突然の股関節痛、股関節痛で歩行できない、股関節の内側から膝にかけての部分が痛む、膝の痛みなど。
鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)
鼠径部は脚の付け根の部分です。スポーツなどによる走ったり、蹴ったりする動作のオーバーユースで痛みが生じていると考えられています。特に片足で蹴る動作が多いサッカーで発症の多い疾患です。再発しやすいため、整形外科でしっかり治療を受け、理学療法などで再発防止を視野に入れたケアを行うことが重要です。
主な症状
蹴る動作によって鼠径部から下腹部にかけて痛みが起こる、走ると股関節に痛みが生じる、歩くと鼠径部周辺が痛いなどがあります。